善悪論の無為
基本的に、私は善い事、悪い事は主観に大きく左右されやすいと考えている。
同時代の万人が「悪い」と判断できる事もあるが、人によって「善い」「悪い」が揺れる事柄も確かにあると思う。
ゆえに、「そは善か、悪か」は禅問答にしかならない思う。
匿名には利点と欠点がある。
それは、署名入りの利点、欠点の裏返しである。
むしろ記者は,名の通った有名人が発言することによって,それまで活発だった議論が一気に止まってしまう,といった“署名のデメリット”に対して危惧を抱いた。
これは、その通りだと思う。ザックリ分析すると次のようになると思う。
発言者の権威による影響 | 無責任な発言 | ||
匿名 | ○受けないで済む | ×発生しやすい | |
署名入り | ×受ける | ○発生しにくい |
これだけだと思う。
したがって、参照した記事の記者に同意。
結局,誰に向かってメッセージを発するのか—。つまり対象読者の数によって,署名と匿名を切り替えるのが一番良いと記者は思う。家族や友人へのメッセージであれば,メッセージの内容そのものよりも,メッセージを発しているのが自分であることを伝えることの方が本質的である場合が多いため,署名入りを選べばいい。家族向けブログやSNSは署名が基本ということだ。一方で,より広い範囲,社会全体に対するメッセージであれば,匿名を選びたい。先入観を排除してコンテンツの中身の優劣だけで勝負できるからである。
私が言うならば、「日記・感想は感情的だから実名」「論文・考察は匿名」で終わり(笑