或る機械の詩
私は、歌(歌謡曲)を聞く時、曲ではなく歌を聴く傾向があります。
より詳しく言えば、歌(うた)と言うより詩(うた)に聴き入ります。
すなわち、その曲のリズムよりも、その歌が詠う詩に心を傾けるわけです。
そして、詩が意味する物語を補完する動画が連携する時、私のその歌に対する評価は非常に高くなります。
そういった意味で、私にとって、1月の最高の歌はこれでした。泣けました。
私は基本的に、嘘の歌姫と言い、悪ノ…と言い、お涙頂戴系に致命的に弱いです。はい。
深夜に仕事がから帰ってきて、紅茶を飲みながら上記のような歌で安らぐのがちょっとした楽しみです。
こういった楽しみをする上で、ニコニコ動画は非常に素晴らしいです。
なぜなら、「自然で耳障りのいい曲」を色々と聞けるからです。
一方、一般流通に載る様な今の歌謡曲は、変調や転調が多すぎて、音楽に対して素人である私にとっては「雑音の多い耳障りな曲」に感じられてしまうのです。
おそらく、私の好む曲は音楽に対して先進的な感覚を持つ方からすると陳腐で、単調で、つまらない曲に感じられるのだと思います。そのため、一般流通における私の好む曲は、アニメ系の「素人向け」の曲だけになってしまうのでしょう。そして、そういった曲の数はそんなに多くないように思います。
陳腐上等です。
オッサンホイホイ歓迎です。
ただ、こういう中高年は多いのではないかと思います。最近のCD売り上げの状況を見ていると。
ここまで書いて読み返すと、「私」と「思う」が乱舞する、気持ち良いほど主観的なコメントで笑うしかないな、この記事は。
(2009-02-01執筆)