street viewとプライバシー

 アメリカでは、google street viewに散々お世話になりました。
これは、地図上で指定した地点の風景を見渡すことができるサービスで、慣れない街で、目的地までの道を予め目視しておけるのは非常に便利です。

 その素晴らしく便利なサービスが日本でも開始されました。
Googleマップ ストリートビューが日本でスタート!
自分の家もしっかり見えます(笑



 さてさて、このような便利なサービスが始まると「プライバシーの侵害」なる言葉で、新しいサービスに圧力をかけ、不便な世界で自分の利権を守ろうとする方々が現れるのが世の常です。
残念なながら(?)思ったよりは多くないようですが、ざっと見た限りでは、産経新聞と何人かのブロガーが反応していたようです。

ラブホテルから芸能人の自宅まで グーグル「ストリートビュー」

 はっきり言います。新聞やらTVやらで、事件現場を映すのもプライバシーの問題というならば、ストリートビューもプライバシーの問題かもしれません。しかし、事件の現場を映すのは問題がなく、ストリートビューが問題だというのならば、おかしな話ではないでしょうか?

 たとえば、この記事。私が堂々と映されています(笑
・【速報】ワンダーフェスティバル2008夏、開場直後に人が多すぎて地鳴りのような音とともに4階から1階へエスカレーターがぶっ壊れて逆流、けが人発生
 野次馬で現場に居たわけではありません。友人が巻き込まれ、病院に運ばれる際に、付添い人として呼ばれた現場です。
ちなみに、上記の記事にある写真の状態から、友人が救急車に運ばれるまでを併走してカメラに収めていたカメラマンもいました。友人に付き添うために、血まみれの靴を抱えて一緒に走った私も当然映されました。TVにも流されました。見事に全国に、です。
言うまでもありませんが、記事に載せたり、あるいは、TVに放映する際に、一切の断りも連絡もありません。

 「プライバシーの侵害」と「知る権利」。使い分けている卑劣な方々は、はたしてどこのどなたでしょうか?

This entry was written by Ez-man , posted on 水曜日 8月 06 2008at 11:08 pm , filed under 市場動向 . Bookmark the permalink . Post a comment below or leave a trackback: Trackback URL.

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